小畑 健さんの「新しい太陽の書」(ジーン・ウルフ)表紙

小畑 健さんの「新しい太陽の書」(ジーン・ウルフ)表紙

2008 年春、小畑 健さんが表紙を担当した新装版「新しい太陽の書」(ジーン・ウルフ)が発売されました。

  1. 拷問者の影
  2. 調停者の鈎爪
  3. 警士の剣
  4. 独裁者の城塞

毎日 jp より(「毎日新聞」紙上の記事確認できず)。

新しい太陽の書
米 SF の傑作「デスノート」小畑 健の表紙で新装

米の SF 作家ジーン・ウルフさんの「新しい太陽の書」(岡部 宏之訳、早川書房)がマンガ「デスノート」の小畑 健さんの表紙で新装した第 1 巻「拷問者の影」が 4 月 23 日に発売される。
小畑さんの表紙では、太宰 治の名作「人間失格」の文庫版が 07 年に発売され、14 万部を超えるヒットとなっており、今回も注目されそうだ。

「新しい太陽の書」は、“古い太陽”が病み、資源が枯渇、終末を迎えた惑星「ウールス」が舞台。
主人公セヴェリアンは強大な独裁者の命を受け、罪人に残虐な拷問を加える拷問者だったが、そこから追放され、外の世界を旅して多くの人と出会う中で、自身が“新たな太陽”をもたらす存在だったことを知る……という物語。
世界幻想文学大賞、米の SF 賞であるネビュラ賞などを受賞した名作で、日本では 86 年に 1 〜 4 巻が出版された。

初版の表紙イラストは「ファイナルファンタジー」シリーズの天野 喜孝さんが担当。
小畑さんを起用した編集者の清水 直樹さんは「天野さんは当時、時代の先端を行くイラストレーターだった。いまなら小畑さんしか思い浮かばなかった。拷問者セヴェリアンと『デスノート』のイメージとも重なった」と話している。

毎月 1 巻ずつ全 4 巻を発売、8 月下旬に続編「新しい太陽のウールス(仮)」も発売される予定。