松田の履歴書の写真

松田の履歴書の写真

「DEATH NOTE デスノート」(作:大場 つぐみ/画:小畑 健)の L は、「page.49 植木」でさくら TV を使ってヨツバキラである火口 卿介を引っ掛ける計画を立てます。

  1. 松田 桃太が、「キラ特番」に出演する
  2. 奈南川 零司が、番組を見るよう火口に電話する
  3. 擦りガラスの向こうの松田の顔が、一瞬映る
  4. 火口が、松田の本名を電話で弥 海砂(ミサ)に聞く
  5. 火口が、松田の本名を電話で模木 完造に聞く
  6. 火口が、松田の本名を電話でヨシダプロ社長に聞く
  7. 火口が、ヨシダプロ事務所で松田の履歴書を見る
  8. 火口の次の行動が、殺し方になる

第 6 巻 p.137 の 2 コマ目で、L が「松井 太郎はマネージャーとしての名で本名は忘れたが履歴書は事務所にあったと」と言っていますが、台詞では言及していない顔写真が描かれています。

「今のところこの策に問題があるとすれば——」「もし火口が第二のキラの様に顔だけで殺せる事があれば——」「松田さんが死にます」と L が心配している通り、3 と 7 では火口が松田の顔を見ることになります。

この計画は「page.50 四葉」「page.51 誤認」で実行されますが、L の懸念を払拭するために p.173 の 3 コマ目の履歴書には顔写真が貼付されていません。

しかし、p.154 で松田が顔を見せてしまっていては意味がありません。
直後に奈南川が「殺されると思って一か八かマンションから落ちる振りをして下の階のベランダに逃れたとさっき喋っていた」と言うのであれば、わざと擦りガラスを倒す必要はないはずです。

「page.49 植木」の L の台詞通り「視聴率はもう良くて 3 %」だとしても、ヨツバキラであれば毎回欠かさず録画している可能性もあり、L は知らないので仕方ありませんが、読者としては目の取引をした火口が録画を見直せば終わりなので、ドキドキしました。

余談ですが、「page.51 誤認」で火口は「しかし念のためその後すぐに電話してしまったヨシダプロの者ミサやマネージャーは殺しておいた方がいいな」と言っていますが、ミサには電話はしましたが話はしていません。

ヨシダプロ社長とは話しましたが、顔を知らないので殺せないはずです。

火口は知りませんが、マネージャーの模木も模地 幹市という偽名を使っているので殺せず、実行していたら何もしていないミサだけが死ぬところでした。