ミサの残り寿命

ミサの残り寿命

「DEATH NOTE デスノート」(作:大場 つぐみ/画:小畑 健)の弥 海砂(ミサ)は、死神と目の取引を 2 回行います。

  1. 年表の (2) と (3) の間
  2. 年表の (5)
「DEATH NOTE デスノート」の事件年表
2003.5.19 弥 海砂の両親、強盗の手により殺害される
2004.1.28 弥 海砂、『エイティーン 3 月号』にてモデルデビュー
2004.2.2 弥 海砂の両親殺しの犯人、デスノートの力で死亡
2004.3.12 弥 海砂、ストーカーに襲われる
  死神・ジェラス、死神界にて恋をして死亡 (1)
2004.3.20 弥 海砂、デスノートを入手しレムと出会う (2)
2004.4.2 弥 海砂、上京
2004.4.13 第二のキラのビデオ投函される
2004.4.17 第二のキラ、活動開始
  町葉 青一・青次容疑者、第二のキラのデスノートの力で死亡
2004.4.18 第二のキラのビデオがさくら TV で放映され、日々間 数彦ら犠牲者が出る
  捜査員・宇生田、第二のキラのデスノートの力で死亡 (3)
  夜神 総一郎、護送車でさくら TV に特攻
(中略)  
2004.10.25 弥 海砂、ナース服で火口 卿介とドライブ
  レム、弥 海砂の頼みで金欲 銀造をデスノートで殺す (4)
  弥 海砂の録音で、捜査班、火口 卿介をキラと断定
2004.10.28 さくら TV で火口 卿介捕獲作戦開始
  白場 維人、ヨツバキラのデスノートの力で死亡
  L、死神・デスノートの存在を確認
  夜神 月、デスノートの記憶を取り戻す
  火口 卿介、夜神 月のデスノートの力で死亡
2004.10.30 弥 海砂、捜査拠点から解放される
2004.11.4 弥 海砂、夜神 月が隠したデスノートを入手
  死神・リューク、弥 海砂に憑くため人間界に戻る
  弥 海砂、リュークとの取引で死神の目を再び持つ (5)
  キラ殺人、弥 海砂の手により再開
2004.11.5 ワタリ & L、レムのデスノートの力で死亡 (6)
  夜神 月、レムの残したデスノートを入手

第 13 巻 153 ページに、以下の記述があります。

海砂は 2 度に渡って死神の目の取引を行った。
仮に海砂の残り寿命が 60 年だとしたら、1 回目の取引で 30 年になり、2 回目の取引で 15 年まで縮まったことになる。

つまり、1 回目の取引前のミサの残り寿命を T0 とすると以下のようになりますが、1 回目と 2 回目の取引の間に 7 ヶ月あることを別にしても、上の記述は不完全です。

1 回目の取引後のミサの残り寿命 T1 = T0 / 2
2 回目の取引後のミサの残り寿命 T2 = T1 / 2 = T0 / 4

「page.27 恋心」のレムの台詞に「今日だね あの娘の寿命」とあるので、2004 年 3 月 12 日でミサの残り寿命 T0 は 0 でした。

その後、レムが「その死神の命が助けられた娘に見合った寿命として与えられた」と言っていることから、ミサにはジェラスの残り寿命 TJ が与えられますが、その下限はジェラスが (1) でデスノートに名前を書いたストーカーの残り寿命 TS で上限はありません。

1 回目の取引前のミサの残り寿命 T0 = TJ ≥ TS
1 回目の取引後のミサの残り寿命 T1 = TJ / 2
2 回目の取引後のミサの残り寿命 T2 = T1 / 2 = TJ / 4

ジェラスの残り寿命 TJ が 60 年であれば第 13 巻にある通り 2 回目の取引後のミサの残り寿命 T2 は 15 年ですが、10000 年であれば 2500 年になります。

ところで、レムの残り寿命 TR は (4), (6) でデスノートに名前を書いた金欲 銀造・ワタリ・L の残り寿命 TK, TW, TL の和以上はあることになります。

レムの残り寿命 TR ≥ TK + TW + TL

(6) で、ミサにはレムの残り寿命 TR も与えられるので、最終的なミサの残り寿命 T3 は以下のようになります。

最終的なミサの残り寿命 T3 = T2 + TR = TJ / 4 + TR ≥ TS / 4 + TK + TW + TL