ライトの監禁と 13 日ルール

ライトの監禁と 13 日ルール

「DEATH NOTE デスノート」(作:大場 つぐみ/画:小畑 健)の夜神 月(ライト)は、「page.34 投身」で L に監禁されます。

「DEATH NOTE デスノート」の事件年表
2004.5.28 L、大学で弥 海砂を確保
  弥 海砂のマネージャー、麻薬所持容疑で逮捕
2004.6.1 夜神 月、レムのデスノートの所有権を放棄
  夜神 月、自分がキラかも知れないと申し出て監禁される
  夜神 総一郎、月に続いて監禁される
2004.6.7 夜神 月ら監禁 7 日目
  夜神 月、リュークのデスノートの所有権を放棄しキラの記憶を失う
  死神・リューク、人間界を去る
2004.6.14 レム、ヨツバ重役・火口 卿介にデスノートを渡す
  ヨツバキラ活動開始
2004.7.20 夜神 月ら監禁 50 日目
  L、夜神 総一郎に自分の結論を聞かせる
2004.7.23 夜神 月・弥 海砂釈放
  夜神 月と L との共同捜査に乗り出す
2004.10.28 さくら TV で火口 卿介捕獲作戦開始
  白場 維人、ヨツバキラのデスノートの力で死亡
  L、死神・デスノートの存在を確認
  夜神 月、デスノートの記憶を取り戻す
  火口 卿介、夜神 月のデスノートの力で死亡

「page.35 白紙」で L が「夜神 月を監禁してもキラの犯罪者への裁きは止まらないと読んでいたが…実際はピタリと止まった…」と訝っていることから、監禁前日の 5 月 31 日まであった犯罪者裁きが 6 月 1 日に止まったことになります。

しかし、6 月 14 日にヨツバキラが活動を開始し、「page.35 白紙」の松田 桃太は「二週間以上裁かれていなかった犯罪者が一気に」と言っていますが、停止期間は 6 月 1 日〜 13 日なので「2 週間以上」ではなく「13 日間」の間違いです(「page.38 打撃」の L の台詞「しかし二週間したらまた犯罪者が死に始めた…」や火口 卿介の台詞「大体キラがいなくなった二週間の事を誰が想像できた?」も同様)。

ところで、火口が持っていたシドウのデスノートには以下の偽ルールがあります。

  • このノートに名前を書き込んだ人間は最も新しく名前を書いた時から 13 日以内に次の名前を書き込み人を殺し続けなければ自分が死ぬ。

「page.55 創造」で相沢 周市が「50 日以上監禁され今も監視下にある月くんや弥がキラや第二のキラなら生きているはずがない」と訴え、L も「……そうなる…」と認めています。

「page.54 中」で 6 月 1 日に「ただし 1 か月以内には渡してくれ 渡すのが遅れればそれだけミサの監禁は長びく」とライトに言われたレムは、14 日にシドウのデスノートを火口に渡しました。

ミサを早く解放したいレムが 1 日のうちにデスノートを火口に渡さなかったのは、「page.55 創造」で「なるほどやはりあの時私にノートを渡す前にリュークに書かせた二文はこういう事か…L 側にノートを触られた時の事も考えてあったのか…」と感じているように、「13 日ルール」が気になって 14 日まで待っていたためと思われますが、実際は渡す日ではなく監禁されていた期間が重要なので、 渡すのが 1 日だろうが 14 日だろうが 30 日だろうが関係ありません。

しかし、ライトが解放される前に火口が逮捕されてしまったら、逮捕後の火口はデスノートに名前を書いていないのに 14 日以上生き続けることになり、「13 日ルール」は意味を持たなくなります。